ローヤルゼリーの基礎知識

ローヤルゼリーと医薬品の相互作用はある?

ローヤルゼリーと医薬品

何か病気の治療で医薬品を飲んでいる場合、ローヤルゼリーを併用すると、何か相互作用はあるのでしょうか?ローヤルゼリーなどの健康食品は、医薬品の効果になんらかの影響を与える可能性があります。この記事では、ローヤルゼリーと医薬品の相互作用についてご紹介します。

ローヤルゼリーの相互作用

ローヤルゼリー自体は医薬品ではないため、適当な摂取量を守っていれば、副作用の心配はありません。逆に、基本的には医薬品との相互作用もほぼ発生しません。なぜなら、ローヤルゼリーの摂取量は多くなく、40種類の栄養素を含んでいるので各栄養素の量はそこまで多くありません。このため、医薬品との相互作用も起きにくいといえます。

考えられる相互作用 概要

とはいえ、全く相互作用が起きないとも限りません。ローヤルゼリーと一緒に他の健康食品を摂ったり、特定の栄養素の多い食事をしたりすることで相互作用が起きる可能性もあります。そこで、ローヤルゼリーに含まれる栄養素で相互作用が起きる可能性のある医薬品をご紹介します。

考えられる相互作用

ローヤルゼリーには含まれるビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB6は、パーキンソン病の治療薬レボドパ(ドパストン)の、葉酸は抗てんかん薬のフェニトイン製剤(アレビアチン)の、医薬品の効き目を弱める作用があります。また、レボドパなどの抗パーキンソン症剤は、ローヤルゼリーに含まれる鉄分の効果を弱めることがあるため、数時間以上あけて服用するようにしましょう。鉄やカルシウム、マグネシウムなどのローヤルゼリーのミネラル類は、いくつかの抗生物質や消炎鎮痛剤(セレコキシブ)、骨粗鬆症の治療薬(ビスホスホネート系)に相互作用を起こす場合があります。マグネシウム系の便秘薬などを併用している場合など、注意が必要です。

ローヤルゼリーは様々な健康効果のある特別なゼリーです。相互作用についてはあまり深刻にならなくて良いのですが、健康食品と医薬品の関係についてはまだまだ研究が足りず、今後新たな事実が明らかになるかもしれません。処方された薬とローヤルゼリーの相互作用が気になる場合は、かかりつけの医師や薬剤師に相談しましょう。