ローヤルゼリーの基礎知識

ローヤルゼリーとマヌカハニーの関連性

ローヤルゼリーとマヌカハニー

ミツバチが作るローヤルゼリーとマヌカハニーは、どちらも健康にいいと人気の食品です。この2つには、どのような関連性があるのでしょうか。類似点や効果などを中心に、ローヤルゼリーとマヌカハニーの関連性についてご紹介します。

ローヤルゼリーとは

ローヤルゼリーは、若い働きバチが花粉や花の蜜を食べ、消化・再合成して口にある器官から分泌するものです。ハチミツは普通の働きバチのエサですが、ローヤルゼリーは女王バチと女王バチ候補の幼虫しか食べることができません。女王バチも働きバチも、卵の状態では全く同じなのですが、その後の食べるエサの違いで、働きバチもしくは女王バチに成長が分かれます。働きバチが卵を産めない一方、女王バチは1日に2000個もの卵を産むことができ、働きバチの数十倍も長生きします。これらの違いはローヤルゼリーのおかげなのです。

マヌカハニーとは

マヌカハニーとは、マヌカの木の花から採れるハチミツのことです。マヌカの木は、学名ギョリュウバイというフトモモ科の植物で、アロマオイルを抽出できるティーツリーの仲間の木です。マヌカの木はニュージーランドの一部やオーストラリア南東部に生息していますが、マヌカハニーが採れるのはニュージーランドだけで、採取時期も1年のうち4週間だけと非常に短いため、「奇跡のハチミツ」と呼ばれています。一部のマヌカハニーには、マヌカハニー特有のUMFという高い殺菌・抗菌成分が含まれています。

ローヤルゼリーとマヌカハニーの関連性

ローヤルゼリーはハチミツとは違うものですが、マヌカハニーはハチミツです。また、ローヤルゼリーは色々な植物が原料になりえますが、マヌカハニーの原料はマヌカの木の蜜だけです。どちらも非常に貴重なもので、多くの健康効果を持っています。さらに、マヌカの木を原料としたローヤルゼリーも存在します。
ローヤルゼリーもマヌカハニーも、普通の甘くて美味しいはちみつとは違い、風味に独特のクセがあります。両方ともドロッとした粘度の高い液体で、ローヤルゼリーは乳白色、マヌカハニーは琥珀~茶色です。

ローヤルゼリーとマヌカハニーの成分・効果

ローヤルゼリーは、特有成分のデセン酸やアピシンをはじめとして、ビタミンB群やミネラル、必須アミノ酸すべて、タンパク質など40種類以上もの栄養素を含んでいます。老化防止や疲労回復、生活習慣病の予防・ダイエット、美肌などの実に多くの効果を持っています。
一方のマヌカハニーは、ブドウ球菌やピロリ菌などに効くUMF、オリゴ糖、ビタミンB群やC、ミネラルなどの栄養素を含んでいて、胃腸の病気や風邪・インフルエンザの予防、傷を早く治す、整腸作用などの効果が期待できます。
ビタミンB群などのビタミン・ミネラルといった共通の栄養素もありますが、それぞれ違った成分や効果を持っているので、両方摂ることが健康には良いといえます。どちらも天然の食品で、副作用はありません。

ローヤルゼリーとマヌカハニーは、どちらもミツバチが作り出すものですが、全く違うものです。生産が限られているので非常に貴重な存在で、特別な成分やビタミン・ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。どちらも優れた健康効果を持っているので、気になった方はぜひ試してみてください。